南アルプスをイメージした白いのれんが目印の「信州伊那まちアルプス食堂」の1号店
長野県の伊那市中心市街地で飲食店やホテルなどを展開しているはしばコーポレーションは28日、地元・伊那谷や信州の食材を使った料理と酒を提供する居酒屋「信州伊那まち アルプス食堂」の1号店を同市荒井のJR伊那市駅北側にオープンする。信州の魅力を伝える店として全国展開を目指しており、まずは今夏東京に進出する予定だ。
旧伊那谷テイクアウトマーケットの空き店舗を改装した同店は広さ約90平方メートル。南アルプスをイメージしたという長さ約7メートルの白いのれんをくぐると、カウンター席とテーブル席のシンプルな店内が広がり、気取りのない大衆酒場風の雰囲気を演出している。
メニューは、信州福味鶏の山賊焼きや鹿のメンチカツ、おたぐり肉豆腐、信州アルプス牛のステーキなど、ご当地食材を使ったこだわりの味がずらり。ドリンクも信州の地酒約40種をはじめ、県内産クラフトビールやシードル、ウイスキーなどを豊富にそろえている。
全国展開を視野に入れる同社の八木択真代表(44)は「信州の食材をこれだけ集めた飲食店は意外に少ない。各地に出店することで食材の流通や地域産業の底上げに少しでも貢献できれば」と話す。
営業時間は大型連休明けまでは午後5時~11時。大みそかと元日以外は無休。問い合わせは同店(電話0265・78・8547)へ。
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